「医療脱毛を始めたのに、思ったよりヒゲが無くならない…」
「高いお金を払ったのに、このままツルツルにならなかったらどうしよう…」
期待を込めて始めた医療脱毛で効果が実感できないと、不安になりますよね。しかし、すぐに「失敗だ」と決めつけるのはまだ早いかもしれません。
この記事では、医療脱毛でヒゲがツルツルにならない場合に考えられる9つの原因と、理想の肌に近づくための具体的な対策を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
この記事を読めば、あなたの不安の原因が分かり、次に何をすべきかが明確になります。正しい知識を身につけ、焦らず着実にツルツル肌を目指しましょう。
そもそも医療脱毛でツルツルになる仕組みとは？
医療脱毛は、医療用の高出力レーザーを使って、毛根にある発毛組織そのものを破壊する施術です。
- レーザーの仕組み：毛の黒い色素（メラニン）に反応するレーザーを照射し、その熱で毛根にダメージを与えます。
- 永久脱毛の効果：一度破壊された毛根からは、基本的に毛が再生しなくなるため、「永久脱毛」に近い効果が期待できます。
ただし、毛には「成長期」「退行期」「休止期」という毛周期があり、レーザーが効果を発揮するのは「成長期」の毛だけです。全体の毛の約20%しかない成長期の毛にアプローチするため、複数回の施術が必要になるのです。
ゼロヒゲくんなるほど！1回で全部なくならないのは、隠れている毛（休止期の毛）があるからなんだね。だから何回か通う必要があるんだ！
ヒゲ脱毛でツルツルにならない？考えられる9つの原因
「回数を重ねているのに効果が出ない…」その原因は一つではないかもしれません。考えられる9つの原因をチェックしてみましょう。
原因①：施術回数が足りていない
最も多いのが、単純に施術回数がまだ不十分なケースです。
ヒゲは他の部位の毛に比べて、太く、密度も濃いため、特に時間がかかります。
- 自己処理が楽になるまで：5〜6回
- ツルツルを目指すなら：10〜15回以上
「5回コースが終わったのにまだ生えてくる」というのは、決して珍しいことではありません。
原因②：毛周期に合った間隔で通えていない
効果を最大化するには、毛周期に合わせて1〜2ヶ月に1回のペースで通うのが理想です。
- 間隔が短すぎる：成長期の毛が少なく、レーザーが無駄打ちになってしまう。
- 間隔が長すぎる：成長期のタイミングを逃してしまい、効果が薄れてしまう。
仕事が忙しくて予約どおりに通えない、という状況が続くと、結果的に完了までの期間が長引いてしまいます。
原因③：レーザーの出力が弱い
痛みを我慢して出力を下げてもらったり、日焼けや肌荒れが原因でクリニック側が出力を下げざるを得なかったりすると、毛根に十分なダメージを与えられず、効果が不十分になります。
特にヒゲは痛みを感じやすい部位ですが、効果を出すためにはある程度の出力が必要です。
原因④：産毛や細い毛が残っている
脱毛が進んで太い毛がなくなってくると、これまで気にならなかった色素の薄い産毛や細い毛が目立ってくることがあります。
これらの毛はレーザーが反応しにくいため、さらに多くの回数が必要になる場合があります。
原因⑤：白髪が混じっている
レーザーは黒い色素に反応する仕組みのため、色素のない白髪には効果がありません。
ヒゲに白髪が混じっている場合、その部分だけが抜けずに残ってしまいます。
原因⑥：照射漏れが起きている
施術者の技術不足などにより、レーザーが均一に当たらず、一部分だけ毛がまとまって残ってしまうことがあります。
特に顔は凹凸が多いため、照射漏れが起こりやすい部位でもあります。
線状や四角形など、不自然な形で毛が残っている場合は照射漏れを疑いましょう。
原因⑦：脱毛方式が合っていない
医療脱毛には、大きく分けて2つの方式があります。
- 熱破壊式：高出力レーザーで一気に毛根を破壊。太く濃いヒゲに効果的。
- 蓄熱式：低出力レーザーを連続照射。痛みは少ないが、効果の実感は緩やか。
もし「蓄熱式」のクリニックに通っていて効果を感じにくい場合、方式が合っていない可能性があります。
原因⑧：硬毛化・増毛化が起きている
ごく稀に、レーザーの刺激によって、逆に毛が太く・硬く・濃くなってしまう「硬毛化・増毛化」という現象が起こることがあります。
医学的な原因はまだ解明されていませんが、特に産毛の多い頬や首周りで報告されることがあります。
原因⑨：ホルモンバランスや体質
男性ホルモンの影響が強い方や、10代〜20代前半で体がまだ成長段階にある方は、脱毛完了後に新たな毛（新生毛）が生えてくることがあります。
これは脱毛の失敗ではなく、体の性質によるものです。
ゼロヒゲくんツルツルにならない原因って、一つじゃないんだ！自分の場合はどれに当てはまるか、冷静に考えてみることが大事だね。
ツルツル肌に近づける！今すぐできる対策とポイント
「原因は分かったけど、じゃあどうすれば？」と感じた方へ。ここからは具体的な対策を5つご紹介します。
対策①：十分な回数の施術を受ける・追加照射を検討する
もし契約回数で満足できなかった場合は、追加照射を検討しましょう。
多くのクリニックでは、コース終了後にお得な料金で追加できるプランが用意されています。
- ゴリラクリニック：コース終了後3年間、追加1回100円
- 湘南美容クリニック：コース完了後もお得な料金で追加可能
最初から「回数無制限」や「追加保証」が手厚いプランを選ぶのも賢い選択です。
対策②：クリニックの指示通り、適切な間隔で通う
自己判断で通う間隔を変えず、クリニックから提案されたスケジュールを守ることが、効果への一番の近道です。
もし予約が取りにくい場合は、系列の別院を利用したり、予約の取りやすいクリニックへ転院することも視野に入れましょう。
対策③：施術前後のスキンケアを徹底する
脱毛効果を最大限に引き出すには、日々のスキンケアが非常に重要です。
- 保湿：肌が潤っていると、レーザーの熱が伝わりやすくなり、痛みや肌トラブルのリスクも軽減します。
- 日焼け対策：日焼け肌は火傷のリスクが高まるため、レーザーの出力を下げざるを得ません。年間を通して日焼け止めを徹底しましょう。
- 自己処理：毛抜きは毛根ごと抜いてしまうためNG。肌に優しい電気シェーバーを使用しましょう。
対策④：痛み対策を活用して出力を上げてもらう
痛みが不安な場合は、我慢せずに麻酔クリームや笑気麻酔を利用しましょう。
麻酔で痛みを和らげることで、施術者も適切な出力で照射しやすくなり、結果的に高い脱毛効果につながります。
メンズエミナルやレジーナクリニックオムのように、麻酔が無料のクリニックもあります。
対策⑤：信頼できるクリニックに相談する
照射漏れや硬毛化など、自分だけでは判断が難しい場合は、すぐに施術を受けたクリニックに相談しましょう。
信頼できるクリニックであれば、医師の診察の上で、無料の再照射や、レーザーの種類変更など、適切な対応を提案してくれます。
まとめ：原因を知り、正しい対策で理想のツルツル肌へ！
最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。
- ヒゲ脱毛でツルツルを目指すには10回以上の回数が目安
- 効果が出ない原因は、回数不足、通う間隔、出力、肌状態など様々
- 対策の基本は「十分な回数」「適切な間隔」「日々のスキンケア」
- 痛みは我慢せず麻酔を活用し、適切な出力で照射してもらう
- 不安な点があれば、すぐにクリニックに相談することが大切
医療脱毛で効果が出ないと不安になりますが、多くの場合は原因があり、適切な対策を講じることで解決できます。焦らず、一つひとつの原因と向き合い、クリニックと相談しながら、理想のツルすべ肌を手に入れてください。
