「この家庭用脱毛器、あと何年くらい使えるんだろう?」
「ランプの寿命が来たら、もう使えなくなるの?」
「正しいお手入れや保管方法が分からない…」
せっかく購入した家庭用脱毛器、できるだけ長く、そして安全に使いたいですよね。しかし、多くの製品で「寿命」についてはっきりと書かれておらず、買い替えのタイミングや正しいメンテナンス方法に悩む方は少なくありません。
ご安心ください。この記事では、家庭用脱毛器の寿命を決める「照射回数」の基本から、具体的な製品の寿命比較、さらには寿命を延ばすための正しいメンテナンス方法まで、分かりやすく徹底解説します。
この記事を読めば、あなたの脱毛器がいつまで使えるかの目安が分かり、今日から実践できるお手入れ方法を身につけることができます。
【結論】家庭用脱毛器の寿命は「最大照射回数」で決まる!
家庭用脱毛器の寿命を考える上で最も重要なのが、製品ごとに定められた「最大照射回数(ショット数)」です。
これは、脱毛器の心臓部であるランプが光を照射できる上限回数のこと。多くの製品はこの回数を基準に設計されており、照射回数を使い切ることが、実質的な製品の寿命となります。
最近のモデルは非常に高性能で、30万〜100万回以上も照射できるものが主流です。これは、一人で全身脱毛を完了させるには十分すぎるほどの回数で、数年〜10年以上使える計算になります。

えっ、そんなに長く使えるの!?本体が壊れるまでだと思ってたよ!じゃあ、具体的にどのくらい使えるのか、製品によって違うのかな?
寿命を左右する2大要素:「照射回数」と「本体の耐用年数」
もう少し詳しく、脱毛器の寿命を決める要素を見ていきましょう。主なポイントは「ランプの寿命」と「本体の寿命」の2つです。
1. ランプの寿命:最重要指標「最大照射回数」
前述の通り、これが寿命の最も分かりやすい指標です。照射回数は製品スペックに必ず記載されています。
- カートリッジ交換式(例:ケノン):カートリッジごとに照射回数が決まっています。回数を使い切ったら、新しいカートリッジ(1個1万円前後)に交換することで、本体が壊れない限り半永久的に使用できます。
- 本体一体型(例:ブラウン、ヤーマンなど):本体の照射回数を使い切ったら、製品自体の寿命となります。ただし、最近は100万発を超えるような、一人では使い切れないほどの照射回数を誇るモデルがほとんどです。
2. 本体の寿命:バッテリーや部品の劣化
ランプの照射回数が残っていても、本体が物理的に故障してしまっては使えません。
- 耐用年数の目安:一般的に電化製品の寿命は5年〜7年程度と言われています。丁寧に使えばそれ以上長持ちすることもありますが、充電式モデルの場合はバッテリーの劣化が先に訪れることもあります。
- 劣化のサイン:充電の持ちが悪くなったり、光の出力が弱く感じたりしたら、本体の寿命が近いサインかもしれません。
【比較表】主要な家庭用脱毛器の寿命(最大照射回数)
実際に人気の家庭用脱毛器は、どのくらいの寿命があるのでしょうか。照射回数を比較してみましょう。
製品名 | 最大照射回数 | カートリッジ交換 | 特徴 |
---|---|---|---|
ケノン | 約50万発(レベル10時) | ◯ (交換式) | カートリッジ交換で長く使える。高出力だと消費は早い。 |
ブラウン シルクエキスパート | 約40万発 | × (一体型) | 全身ケア約22年分に相当。追加コスト不要。 |
ヤーマン レイボーテ | 約120万発 | × (一体型) | 圧倒的な照射回数。家族とのシェアにも最適。 |
スムーズスキン Pure Fit | 約100万発 | × (一体型) | 週1回の使用で約19年間使用可能。 |
トリア パーソナルレーザー | (非公表) | × (一体型) | 充電式のバッテリー寿命が製品寿命となる。 |
※照射回数はメーカー公称値です。
このように、一体型でも一人で使い切るには十分すぎるほどの寿命を持つモデルがほとんどです。
これって寿命?買い替えのサインと使い続けるリスク
では、どんな状態になったら買い替えを検討すべきでしょうか。
- 照射ができなくなった:照射回数を使い切ったか、ランプが故障した可能性があります。
- 明らかに効果が落ちた:ランプの出力が低下しているサインです。
- 充電がもたない、電源が入らない:バッテリーや内部基盤の劣化が考えられます。
- 本体が異常に熱くなる、異音がする:内部で故障が起きている可能性があり危険です。
寿命が来た脱毛器を無理に使い続けると、十分な脱毛効果が得られないだけでなく、ヤケドや肌トラブルの原因になることもあるため、早めに使用を中止しましょう。



なるほど!調子が悪いまま使い続けるのは危ないんだね。安全第一だ!じゃあ、そうならないように、普段からできることってあるのかな?
大切な脱毛器を1年でも長く!今日からできるメンテナンス術
日々のちょっとしたお手入れが、脱毛器の寿命を大きく延ばします。正しいメンテナンス方法をマスターしましょう。
毎回やるべき!基本のお手入れ3ステップ
使用後は必ず照射面が汚れています。放置すると効果低下や故障の原因になるので、「使ったら拭く」を習慣にしましょう。
- 電源を切り、冷ます
必ず電源プラグをコンセントから抜き、本体が十分に冷めるまで待ちます。(目安:使用後5〜10分) - 照射口を優しく拭く
乾いた柔らかい布や、アルコールを含ませた綿棒などで、照射口に付着した皮脂や毛の焦げ付きを優しく拭き取ります。ゴシゴシこすって傷つけないよう注意してください。 - 本体全体を清潔に
手で持つハンドル部分やボタン周りも、皮脂などで汚れがちです。固く絞った布などで拭き、清潔な状態を保ちましょう。
※注意: 多くの脱毛器は防水ではありません。水洗いは絶対にNGです。また、洗剤やアルコール類の使用可否は機種によるため、必ず取扱説明書を確認してください。
やってはいけない!寿命を縮めるNG保管方法
お手入れが終わった後の保管方法も重要です。
- NG場所:浴室や洗面所など湿気の多い場所は、電子機器にとって最悪の環境です。カビや故障の原因になります。また、直射日光が当たる場所や、ストーブの近くなど高温になる場所も避けましょう。
- 理想の保管場所:購入時の箱や専用ケースに入れ、ホコリのかからない、涼しく乾燥した場所で保管するのがベストです。コードはきつく縛らず、ゆったりと束ねて断線を防ぎましょう。
まとめ:正しいお手入れで、家庭用脱毛器は長く使える!
最後に、家庭用脱毛器の寿命とメンテナンスについて大切なポイントをまとめます。
- 寿命の目安は「最大照射回数」。最近のモデルは数年〜10年以上使えるものが主流。
- 買い替えサインは「効果の低下」や「本体の不調」。無理な使用は避ける。
- 寿命を延ばす秘訣は「使用後の清掃」と「適切な保管」。
- メンテナンスは「冷まして、優しく拭き、乾燥した場所で保管」が基本。
家庭用脱毛器は、決して安い買い物ではありません。だからこそ、正しい知識でお手入れをして、その効果を最大限に引き出しながら、一日でも長く大切に使っていきましょう。