家庭用脱毛器にジェルは必要？【結論不要な場合が多い】代用品や正しいケア方法を徹底解説

2025年11月23日

「家庭用脱毛器を買ったけど、ジェルって別に必要なの？」
「サロンみたいに、何か塗らないと肌に悪そう…」
「手持ちのアロエジェルとかで代用しちゃダメ？」

家庭用脱毛器を使い始める時、多くの人がこの「ジェル問題」に直面します。僕も普段は床屋さんの脱毛に通っていて、そこでは毎回ジェルを塗ってもらっているので、「ジェルなしで照射する」と聞いたときは正直不安でした。

「ジェルがないってことは、効果が弱いってこと？」
「肌へのダメージは大丈夫なの？」

そんな疑問を持ちつつも、3人の娘の子育てに追われるズボラな僕としては、「家でジェルを塗って、拭き取って、掃除して…なんて絶対に続かない」というのも本音です。

この記事では、なぜ多くの家庭用脱毛器でジェルが不要なのかという理由から、ジェルの代わりになるもの、逆に絶対に使ってはいけない代用品、そしてジェルを使わない場合の正しいスキンケア手順まで、僕の実体験と調査結果をもとに解説します。

この記事を読めば、ジェルに関するモヤモヤが晴れ、安全かつ効果的に家庭用脱毛器を使いこなせるようになります。

【結論】ほとんどの家庭用脱毛器で専用ジェルは「不要」です

まず結論からお伝えすると、ケノンやブラウンといった市場の主要な家庭用脱毛器のほとんどは、専用ジェルなしで使えるように設計されています。

公式サイトでも「ジェル不要」と明記されていることが多く、その理由は、多くの機種に肌を熱から守るための冷却機能が搭載されているからです。

そのため、基本のケアは「照射の前後で保冷剤などでしっかり冷やし、照射後にきちんと保湿する」だけで十分。追加でジェルを購入する必要はありません。

僕はこの事実を知ったとき、「あのベタベタするジェルを塗らなくていいなんて最高！」と歓喜しました。家でジェルを使うとなると、準備も片付けも大変ですからね。ただ、同時に「なんでサロンではあんなにたっぷり塗るんだろう？」という疑問も残りました。

なぜサロンでは必須？プロがジェルを使う4つの理由

家庭用脱毛器との違いを理解するために、まずはプロの現場（脱毛サロンやクリニック）でジェルが果たす重要な役割を見てみましょう。

僕が通っている床屋さんの脱毛でも、施術前には必ずひんやりとしたジェルを塗られます。正直、冬場は少し冷たいですが、「肌が守られている」という安心感はすごいです。

肌の保護（やけど防止）
業務用脱毛器は家庭用に比べて照射パワーが非常に強力です。そのため、ジェルの膜でワンクッション置くことで、強い熱エネルギーから肌を守り、やけどのリスクを低減させています。
痛みの軽減
ひんやりとしたジェルには、照射時の熱による痛みを和らげる冷却効果があります。
光の浸透を助ける
意外かもしれませんが、肌が乾燥していると光が乱反射し、毛根までエネルギーが届きにくくなります。ジェルで肌を潤すことで光がスムーズに浸透し、脱毛効果を高める役割があります。
潤滑剤としての役割
ジェルを塗ることで、機器のヘッド部分の滑りが良くなります。これにより、肌への摩擦を減らし、照射漏れ（当てムラ）を防ぐことができます。

サロンでは、施術後にプロが丁寧にジェルを拭き取ってくれますし、その後の保湿ケアも完璧です。だからこそ、ジェル特有のヌルヌル感も気にならず、トラブルも起きたことがありません。

家庭用脱毛器でジェルが「不要」な理由と「必要な場合」

サロンでのジェルの役割が分かったところで、なぜ家庭用では不要な場合が多いのか、その理由と例外を解説します。

ジェル不要の理由

出力がマイルドに設計されている
家庭用脱毛器は、誰でも安全に使えるよう、サロンの業務用マシンに比べて出力が抑えられています。そのため、ジェルによる強力な保護がなくても、やけどのリスクが低いのです。
冷却機能が本体に搭載されている
多くの機種には、照射口の周りに冷却プレートが付いていたり、内部に冷却ファンが搭載されていたりして、照射と同時に肌を冷やす工夫がなされています。
故障の原因になる可能性がある
家庭用脱毛器は防水仕様でないものがほとんどです。メーカーが推奨していないジェルや化粧品を塗ると、その水分や油分が機器内部に入り込み、故障の原因になる恐れがあります。

僕のようなズボラな人間にとって、「ジェル不要」は家庭用脱毛器を選ぶ上で非常に大きなメリットです。もし家でジェルを塗って、照射して、拭き取って、機械についたジェルも掃除して…なんて工程が必要だったら、絶対に3日坊主で終わっていた自信があります。

ジェルや専用ローションが「必要」な特定モデル

例外として、一部の脱毛方式を採用している機器では、専用品の塗布が必須となります。

代表的なのが、脱毛サロン「ミュゼプラチナム」が開発したS.S.C.方式の脱毛器です。これは、専用のローション（ジェル）に含まれる成分が光に反応することで抑毛効果を発揮する仕組みのため、必ずセットで使う必要があります。

お持ちの脱毛器がどのタイプか、必ず取扱説明書で確認しましょう。

ジェルの代わりはコレ！おすすめ代用品とNG例

「ジェルは不要でも、やっぱり何か使ってケアしたい」という方のために、ジェルの代わりになるアイテムと、逆に肌トラブルや故障の原因になるNGアイテムをご紹介します。

ジェルの代わりにおすすめ！【照射前後の冷却に】

保冷剤・アイスパック 最も安全で効果的なのが、保冷剤で肌を直接冷やす方法です。タオルで巻いた保冷剤を当てることで、照射時の痛みを和らげ、照射後の肌のほてりを鎮めることができます。
- 使い方：照射する直前に数秒肌に当てて冷やし、照射したらまたすぐに当てて冷やす、という流れを繰り返します。

僕の経験上、冷却は本当に重要です。通っている床屋さんの脱毛機が新しくなり、冷却機能が強力なものに変わった途端、あの「バチンッ！」という痛みが劇的に減ったんです。ジェルを使わない家庭用脱毛器だからこそ、保冷剤での冷却はサボらずやるべきだと痛感しています。

痛みが不安な方は、家庭用脱毛器の痛み対策についても詳しく解説しているので参考にしてください。

照射「後」のケアにおすすめのアイテム

低刺激の化粧水やアロエジェル 照射後の肌は、熱によって水分が奪われ非常に乾燥しやすい状態です。アルコールや油分を含まない、無色透明で低刺激の化粧水やアロエジェルで、たっぷりと保湿してあげましょう。
- 注意：これらは照射前には使用しないでください。光の浸透を妨げ、十分な効果が得られなくなる可能性があります。

▼照射後のデリケートな肌におすすめ

絶対NG！使ってはいけない代用品

ボディクリーム・乳液・オイル類
これらに含まれる油分や白濁した成分は、光を乱反射・吸収してしまいます。その結果、毛根に正しく熱が伝わらず脱毛効果が落ちるだけでなく、油分が熱せられてやけどの原因になったり、機器の故障に繋がったりする危険性があります。

僕も最初は「保湿したほうが肌にいいだろう」と思ってクリームを塗りたくなりましたが、これは絶対にNGです。故障の原因にもなるので、照射前は「清潔で乾いた肌」が鉄則です。

安全第一！ジェルを使わない家庭用脱毛の正しい3ステップ

最後に、ジェルを使わない場合の安全で効果的なケア手順をまとめました。この3ステップを必ず守ってください。

【照射前】肌を清潔にし、保冷剤で冷やす
まずは照射する部位の汗や皮脂をきれいに拭き取ります。その後、タオルで巻いた保冷剤を当てて、肌が少しひんやりするまで数秒間冷やします。
【照射中】レベルを調整し、冷やしながら照射
最初は低いレベルから試し、痛みを感じない範囲で徐々に出力を上げましょう。特にヒゲやVIOなどデリケートな部分は、こまめに保冷剤で冷やしながら照射を進めるのがポイントです。
【照射後】再び冷やし、念入りに保湿する
照射が終わったら、再度保冷剤で肌をクールダウンさせ、ほてりをしっかり鎮めます。その後、低刺激の化粧水や保湿ジェルなどで、たっぷりと水分を補給して肌を落ち着かせましょう。

詳しい使い方は、家庭用脱毛器の正しい使い方ガイドでも解説しています。