家庭用脱毛器の「光」と「レーザー」って何が違うの?効果・痛み・値段を徹底比較

「家庭用脱毛器が欲しいけど、『光(IPL)式』と『レーザー式』って何が違うの?」
「どっちがより効果があって、どっちが痛くないんだろう?」
「値段も違うみたいだし、自分に合った選び方が知りたい!」

家庭用脱毛器を探し始めると、必ず目にするこの2つの方式。僕も最初は「どっちも光が出るんだから同じじゃないの?」と思っていました。

しかし、実際に脱毛を始めて2年以上が経ち、その違いを痛感しています。僕は現在、床屋さんで「光脱毛」を受けていますが、正直に言うと「もっと早く終わるレーザーにしておけば良かったかも」と後悔することもあります。

この記事では、「光(IPL)」と「レーザー」の根本的な仕組みの違いから、効果、痛み、スピード、価格までを徹底的に比較し、僕の実体験を交えながらそれぞれのメリット・デメリットを解説します。

この記事を読めば、あなたの性格や目的にピッタリな一台がどちらなのか、自信を持って判断できるようになります。

目次

【結論】目的別のおすすめはコレ!

まずは結論からお伝えします。どちらの方式が良いかは、あなたの「性格」と「目的」によって変わります。

  • 光(IPL)脱毛器がおすすめな人
    • 痛みを抑えたい、肌への優しさを重視したい
    • 腕や脚など、広範囲をスピーディーにケアしたい
    • 脱毛器を初めて使うので、まずは手軽なものから試したい
  • レーザー脱毛器がおすすめな人
    • 多少の痛みはあっても、より高い効果を実感したい
    • ヒゲやVIOなど、濃くて根深い毛を重点的にケアしたい
    • 狭い範囲をピンポイントでじっくりお手入れしたい

ざっくり言うと、優しく広範囲なら「光」、パワフルに一点集中なら「レーザー」というイメージです。

根本的な仕組みの違い:光は「広く浅く」、レーザーは「狭く深く」

両者の最大の違いは光の照射範囲と深達度にあります。どちらも毛の黒い色(メラニン色素)に反応させて熱ダメージを与える、という基本原理は同じですが、アプローチの方法が異なります。

  • 光(IPL)脱毛
    • カメラのフラッシュのように、様々な波長の光を広範囲に届けます。
    • エネルギーが分散するため、肌への刺激はマイルドですが、毛根に与えるダメージも比較的穏やかです。
  • レーザー脱毛
    • 単一の波長の光をピンポイントで狭く、深く届けます。
    • エネルギーが集中するため、毛根に強いダメージを与えることができますが、その分痛みも感じやすくなります。

ちなみに、医療クリニックで行う「永久脱毛」は、発毛組織そのものを破壊する強力な医療用レーザーを使います。家庭用脱毛器は、安全のために出力を抑えており、あくまで継続的な使用で毛を薄く、生えにくくする「抑毛・減毛」が目的です。

詳しくは医療脱毛とエステ脱毛の違いの記事でも解説していますが、家庭用でもこの「光」と「レーザー」の違いは同じです。

【徹底比較】光脱毛 vs レーザー脱毛 5つの違い

それでは、具体的な5つの項目で両者を比較してみましょう。

比較項目光脱毛(IPL)レーザー脱毛
①効果の高さ△ 穏やか◎ 高い
②痛みの強さ少ない△ 強い
③照射スピード速い(広範囲)△ 遅い(狭い範囲)
④得意な毛質産毛〜普通の毛濃く、根深い毛
⑤製品の多さ◎ 多い△ 少ない

それぞれのメリット・デメリットを深掘り

比較表の内容を、僕の実体験を交えてさらに詳しく見ていきましょう。

光(IPL)脱毛器のメリット・デメリット

メリット

  • 痛みが少なく肌に優しい:エネルギーが分散するため、輪ゴムで軽く弾かれる程度の痛みです。
  • 一度に広範囲を処理できる:照射面積が広いため、腕や脚などの広いパーツも短時間でケアできます。
  • 製品の種類が豊富:市場に出ている家庭用脱毛器のほとんどがこのタイプで、価格や機能から選びやすいです。

デメリット

  • 効果が穏やか:レーザーに比べるとパワーが弱いため、効果を実感するまでに回数と時間が必要です。
  • 濃いヒゲには効果が出にくい場合も:根深い毛に対しては、エネルギーが届きにくいことがあります。

僕が感じた「光脱毛の限界」

僕は現在、床屋さんで光脱毛を受けていますが、正直「時間がかかる」というのが一番の悩みです。

2年以上、24回以上通ってようやく70%くらいのヒゲがなくなった感覚ですが、逆に言えば「あと30%のために、まだあと1年は通わないといけないのか…」という絶望感もあります。

「痛くない」のは確かにメリットですが、せっかちな僕としては「多少痛くてもいいから、もっと早く終わらせたい!」と思ってしまうのが本音です。

レーザー脱毛器のメリット・デメリット

メリット

  • 効果が高い:エネルギーが毛根に集中するため、特に濃く太い毛に対して高い効果が期待できます。
  • 少ない回数で効果を実感しやすい:光脱毛よりも早く、毛が薄くなるのを感じられる傾向があります。

デメリット

  • 痛みが強い:パワーが強い分、針で刺されるような鋭い痛みを感じることがあります。
  • 照射範囲が狭い:ピンポイントで照射するため、全身など広範囲のケアには時間がかかります。
  • 製品が少ない:家庭用として販売されている機種は限られています。

家庭用レーザーの「照射範囲」に驚愕

効果が高いならレーザー一択じゃん!と思ったのですが、家庭用レーザー脱毛器(トリアなど)について調べてみて驚きました。照射口が直径1cm程度しかないんです。

「え、この狭い範囲をチマチマ打っていくの…?」

想像してみてください。痛みに耐えながら、1cmずつずらして顔全体や体を照射していく作業を。ズボラな僕には、「痛い上に面倒くさい」というのは正直怖すぎます

痛みが心配な方は、家庭用脱毛器の痛み対策の記事も参考にしてみてください。

【重要】どちらを選ぶにせよ、安全な使い方が絶対条件!

家庭用脱毛器は安全に使えるよう設計されていますが、誤った使い方をすると肌トラブルの原因になります。どちらのタイプを選ぶにせよ、以下の点は必ず守りましょう。

  1. 照射前には必ず毛を剃る
    毛が伸びたまま照射すると、熱が肌表面にこもってしまい、やけどの原因になります。
  2. ほくろや日焼け肌には使用しない
    メラニン色素が濃い部分に照射すると、やけどのリスクが非常に高まります。
  3. 同じ箇所に連続で照射しない
    肌へのダメージが蓄積し、炎症や赤みを引き起こす可能性があります。
  4. 照射レベルは低いものから試す
    いきなり最大レベルで始めるのはNG。肌の様子を見ながら少しずつ調整しましょう。
  5. 照射後は必ず保湿と冷却を行う
    照射後の肌は乾燥し、熱を持っています。化粧水や保冷剤でしっかりケアしましょう。
  6. 目の周りへの使用や、光の直視は避ける
    特にレーザーの光は目にダメージを与える危険性があります。顔に使用する際は、付属のゴーグルを必ず着用してください。

照射後のケアには、専用のアフターシェーブローションなどを使うと安心です。僕も使っていますが、ヒリヒリ感がかなり軽減されます。

NULL アフターシェーブローション

▲僕も愛用中のNULLアフターシェーブローション。ヒリヒリ対策に。

まとめ:自分の「毛質」と「目的」に合った方式を選ぼう

光(IPL)脱毛とレーザー脱毛、どちらがあなたに合っているか、見えてきたでしょうか。

  • 光(IPL)脱毛痛みに弱い方、腕や脚など広範囲をスピーディーにケアしたい方におすすめ。「優しさ」と「手軽さ」が魅力です。
  • レーザー脱毛とにかく効果を重視したい方、ヒゲやVIOなど特定の部位の濃い毛に悩んでいる方におすすめ。「パワフルさ」が魅力です。

僕の経験から言うと、「痛み」と「期間」はトレードオフの関係にあります。

もし僕が今から家庭用脱毛器を選ぶなら、「痛くてもいいから早く終わらせたい」という気持ちと、「チマチマ打つのは面倒くさい」という気持ちで非常に悩みます

ただ、継続できなければ意味がありません。まずは自分が「続けられそうな方」を選ぶのが、結果的に一番の近道になるはずです。

「やっぱり自分でやるのは面倒くさいな…」と思った方は、プロに任せるのも一つの手です。最近は都度払いで通えるサロンも増えています。

dats! メンズ脱毛

▲都度払いで通える「dats!」。家庭用より確実で楽です。

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参考情報・外部リンク

⚠️ 免責事項

この記事は、筆者の個人的な体験と公開情報をもとに作成しています。医師の監修は受けていません。

効果には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。また、料金やサービス内容は変更される場合があります。最新情報は必ず各クリニックの公式サイトでご確認ください。

医療脱毛を検討される際は、必ず医療機関で専門医に相談し、ご自身の肌質や毛質に合った施術方法を選択してください。

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  • 筆者の経験:2年以上のヒゲ脱毛経験(24回以上)
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